連休前にお越しいただいた心友の靴です
スポーツ系で筋肉系の女性なのでしっかりした足元だと思っていました
ところがこのパンプスを履いて歩く後ろ姿にちょっとびっくり
着地して蹴り出すときに踵が内外にグリングリン捻じれていました
ヒールを見ると左右ともに凸状に減っています
(この写真では見にくいかもしれません)
他の靴を確認したところ、凸状には減っていません
どうやら、この靴の特性と足の特徴のミスマッチのようです
土踏まずが高いハイアーチ気味で踵が比較的小さい足をお持ちです。
履いている状態を見ると前滑り気味
歩き癖は親指に強く荷重して抜けていく、
気持ち外反気味の歩き方
ところがこの靴は土踏まず側がカットされているデザインなので靴の中でイン側(土踏まず側)の足の動きをサポートしてくれる構造的支えが弱いです
カウンターと呼ぶ踵部分はしっかり絞り込んだデザインで堅い材料で作られ、踵をつつみこんでいます
そんな靴の特徴と、気持ち外反気味に歩く癖が
踵グリングリンの原因のようです
土踏まずの下にパッキンを入れ、
少しでも土踏まずを支え、
かかとにはU字パットを入れて踵のホールド感を高める
さらに中足骨部にもパッキンを入れ足底から支える
歩いていただくと踵のグリングリンはかなり解消されました
後は、凸状にすり減ったヒール先端(トップリフトといいます)
を交換すればかなり良い状態で履いていただけるようになると思います。
後日、お客様からとっても嬉しいご感想を頂きました。